東京や大阪には有名なハプニングバーが数多くありますが、九州ではどうなのでしょうか。
ちょっと興味があったので、仕事で福岡に行ったついでに夜の中州を徘徊して、たまたま見つけたハプニングバーに入ってみることにしました。いろいろな性的嗜好を持つ男女が集まるハプニングバーでは、何が起こるかわかりません。初めて会った客どうしでいきなり性行為が始まることも珍しくないのです。
ハプニングバーもさまざま

ひと口にハプニングバーといってもいろんな形態があり、地域差もあります。
東京や大阪のハプニングバーは、マスコミに取り上げられることも多く、注目される機会も多いので、ある程度「健全」な運営をしている店が多いようです。しかし、地方のハプニングバーにはマスコミも来ないため、ある意味「野放し状態」と言ってもいいでしょう。
つまり、地方のハプニングバーのほうが、よりディープな店が多い可能性があるのです。私が行った福岡・中州にある「夜想曲」というハプニングバーも、東京では見ないようなディープな一面がありました。地下鉄中洲川端駅を降りて、中洲大通りを国体道路方面へ、5分ほど歩いた場所に夜想曲はあります。
完全会員制のフェティッシュバーで、SMをはじめ露出やコスプレなど、特殊な嗜好を持つ人々が集まります。完全会員制なので店に入る前に会員登録が必要ですが、会員規約に同意すれば誰でも会員になれます。いくつかの項目に記入するだけで身分証明書も必要ないので、東京と比べるとかなり緩いようです。
ただし、未成年の可能性がある場合は、身分証明書の提示を求められます。会員登録を終えると早速店内に案内されました。
耳を疑う会話が聞こえてきた

飲み物は無料なのでカウンターでビールを注文して飲みながら、それとなく周囲を観察しました。店内では薄暗い照明の下で、複数の男女がうごめいているのが見えます。カウンターに目を移すと、少し離れた場所に座っているカップルとおぼしき男女に、単独の男が何やら話しかけています。
聞くとはなしに聞いていると、「彼女を貸してくれんか」と言っているのです!
思わず耳を疑ってさらに聞き耳を立てます。
「あんた、なんば言いよっとか」
連れの男は笑って言いました。
「これは俺ん女じゃが」
「だから貸してくれち言うちょる」
こんなやり取りをしながら、単独男は女の胸に手を伸ばしました。
「もう、なんしよっとね~」
女は笑いながら、やんわりとその手を払いのけました。こんなことをされても、カップルの男女はどちらも怒っていないのです。東京のハプニングバーでも、こんなシーンは見たことがありません。ドキドキしながら成り行きを見守っていると、やがて単独男はあきらめた様子で去っていきました。
「あげん男は好かんけん」
女が男に話しています。
このカップルは30代前半くらいでしょうか。2人ともスーツを着ていて、会社の帰りに立ち寄ったような感じです。
「あん人ならよかよ」
女が店の入り口を指さしました。そこには、ちょうど来店したばかりの単独男が立っていました。
「まっちょれ、話ばしてくるけん」
男は立ち上がると単独男に近づきました。男は連れの女を指さして、単独男と話をしています。単独男はしきりにうなづいていました。やがて男は女を手招きして、3人でフロアの奥に消えていきました。
まさかトイレの中で!

ビールを飲み終わり、トイレに行くと奥の個室から男女の話し声が聞こえてきます。
気になったので、隣の個室に入ってそっと鍵をかけました。「気が早かね~、もうこげんなっちょるが」と、女の笑い声が聞こえてきます。
「そりゃお前がわりっちゃが」
「何で私が悪いとね?」
「オッパイが見えちょるが」
「だからこげん硬うなったとね」
「そうよ」
こんな会話のあと、ぶちゅぶちゅキスをする音が聞こえてきました。しばらくたつと、今度は「やっちくれんね」と男の声がします。
「ちょっと待ちない」
女がそう言って、ズボンのベルトを外す音がしました。それから静かになりましたが、何をしているのかだいたい想像がつきます。
「ここでせんね?」
1分くらいたって、男が口を開きました。
「なんちや、ここですっと?」
しゃがんだ位置から女の声が聞こえます。
「たまにはこんげな場所もいいが」と、男が笑いました。
「してもいいが、隣に誰かおっとじゃなかと?」
「おってもいいが。聞かせちゃれ」
「そうじゃね」
こんな会話のあと、「あう」と女が声を漏らしました。
おそらく、男が立ちバックで挿入したのでしょう。
「ん、ん、ん、ん」
女がリズミカルに声を上げ始めました。
「ちょ、ちょっとやめてくれんね」
女が切羽詰まった声を上げます。
「なんでや?」
「あんまり激しくせんで。我慢できんごつなる。隣に聞こゆるが」
「かまわんて。聞かせりゃいいが」
「あっ、あっ、あっ、だめって、だめって!」
女は必死にあらがっている様子ですが、男は構わずバックから突き入れているのでしょう。
「もうだめじゃ、我慢でけん!」
「こんままイけばいいが」
「隣に聞こゆる、恥ずかしか!」
パンパンパン!
男が女の尻に腰を打ち付ける音が激しくなり、「だめっ、イクぅ!」女が鋭く叫んで絶頂しました。男も同時に絶頂したらしく、静かなトイレの中で2人の荒い息だけが聞こえていました。
一生忘れないディープな夜

トイレを出てフロアに戻り、単独女を探しましたがみんな即席のカップルが出来上がったみたいで、あちこちでイチャイチャしている男女の姿が見られます。中には明らかにセックスしているカップルもいますが、この店では性器は露出禁止なので、スカートのまま騎乗位したりして上手に隠しています。目の前で繰り広げられるあられもない光景をぼんやり見ていると、1組のカップルが近づいてきて女が話しかけました。
「すみません、さっき隣におった人じゃないと?」
聞き覚えのある声でした。先ほど隣の個室から聞こえてきた女の声です。
「あ、はい・・・」少し緊張しながら答えると、女が笑みを見せました。
「やっぱりそうだった」
そう言って女が振り返り、連れの男がニッコリ笑いました。
「1人で来たとですか?」
「そうです」
そう答えた声は少しかすれていました。何だか、予想外の展開になりそうな予感がします。
「相手はまだ見つからんとね?」
「見つかりませんね」
「なら、のさんこたないね」
。あんげな声聞かせち」
方言がきつくてハッキリわかりませんが、「だったら、つらくないですか、あんな声を聞かせてしまって」と言ってるようでした。
「はあ、まあ・・・」
何と答えていいかわからず、言葉を濁すと女がいきなり股間に手を伸ばして、「ほら、こげなっちょるが」と言って勃起したペニスを握りました。女は男を振り返り、「こん人にすや」と言うと、「そん人でいいが」と男が答えます。
「あんた福岡の人じゃなかじゃろ?」女はそう言いながら、器用な手つきでベルトを外しズボンを下します。
「はい、東京から来ました」
「なら、福岡のよか思い出を作っちゃるけんね」
と言いながら女が跨ってきて、「じっとしときない」と言ってペニスを握り、自分の入り口に当てて腰を下ろしました。女の膣は十分に濡れているのか、それとも先ほど男が生出ししたのか、何の抵抗もなくスルスルと入っていきました。女は腰をリズミカルに動かし、「あ、あ、あ、あ」と、先ほどと同じように声を上げ始めました。
やがて女の体が小刻みに震えだし、「あんたも一緒にいっちくれんね」と懇願され、「わかりました」と答えて女が絶頂するのに合わせて射精しました。すると男が女の体を引っ張って床に寝かせ、股間を覗き込んで、「おお、出ちょる、出ちょる!」と叫びました。
「いっぺ出ちょるが、あんただいぶ溜まっちょったっちゃね」
男はそう言って、女の膣に指を入れて中から精液をかきだしました。この夜の出来事は一生忘れないと思います。福岡には東京以上にディープなハプニングバーがありました!