新型コロナが風俗業界と風俗嬢に与える影響

新型コロナの影響で、日本中が自粛ムードになっています。

もちろん風俗業界も例外ではなく、多くの風俗店がこれまで経験したことのないような状況に直面しています。風俗店の収入は激減し、風俗嬢も事実上出勤ゼロという日々が続いています。

 

新型コロナの感染を防ぐには、人と人との濃厚接触は絶対厳禁ですが、風俗のプレイはまさに濃厚接触そのものですから、禁止せざるを得ないのです。風俗業で働く女性を支援する団体の相談窓口には、「収入がなくなり生活できない」といった風俗嬢からの悲痛な相談が数多く寄せられています。新型コロナが、風俗業界と風俗嬢に与える影響について考えてみましょう。

 

新型コロナについて現在わかっていること

新型コロナは謎が多いウイルスで、感染しても無症状の人が圧倒的に多いことがわかってきました。アメリカのカリフォルニア州で調査した結果では、新型コロナウイルスの陽性反応が出た人の50倍もの人に、コロナウイルスの抗体が見つかっています。抗体があるということは、一度コロナウイルスに感染して自然に治っているということです。

 

同様の検査をニューヨークで行ったところ、陽性反応が出た人の13倍もの人に抗体が見つかっています。また、東京でも同様の検査により、6%の人に抗体が見つかっています。これは、東京都民のうち約83万人が、すでに感染していたことを示すものです。

 

また、新型コロナの集団感染が起きた、クルーズ船ダイヤモンド・プリンセスの客室を検査したところ、陽性反応が出ていない人の部屋からも、新型コロナウイルスの遺伝子が見つかっています。遺伝子はベッドの枕、ドアノブやトイレの床、テレビのリモコンなどから検出されていますが、陽性反応が出ていない人の部屋も出ている人の部屋と同様に遺伝子が検出されたということは、陽性反応が出ていない人にもウイルスが感染していたことを示しています。これまで、陽性反応が出ていない人は感染していないものとしてノーチェックでしたが、これからはすべての人を、感染の可能性があるとみなさなければならないのです。

 

新型コロナは意外に発症率が低いことがわかりましたが、ウイルスを保持していながら発症していない人は、自分が感染していることがわからないまま普通に生活するため、周囲にウイルスをまき散らすことになります。するとそこから感染が広がり、発症した人のうち一部の人は重症化して死に至るというのが、現在世界中で起きている現象なのです。

 

重症化の原因は血栓

新型コロナウイルスに感染すると、血管内に血栓ができやすいことがわかってきました。血栓はドロッとした血の塊で、血栓ができると毛細血管に詰まりやすくなります。脳の毛細血管に血栓が詰まると脳梗塞を引き起こし、心臓なら心筋梗塞になります。他の臓器でも血栓が詰まれば臓器不全を起こし、最悪の場合死に至ります。

 

新型コロナウイルスに感染すると血管の内壁に傷や炎症ができますが、これを修復するために集まった血小板が血栓を作ってしまうのです。最近、新型コロナの軽症患者が急に重症化する例が報道されていますが、もしかすると血栓が重症化する原因なのかもしれません。新型コロナウイルスについてはわかってきたこともある反面、まだわからないことが多いので、的確な対処法が見つからないのが現状です。

 

アメリカのトランプ大統領は「新型コロナウイルスは武漢のウイルス研究所から流出した」と公言しています。これが本当なら、中国で開発中の細菌兵器が漏れた可能性もあるのです。

 

風俗嬢が置かれている現状

風俗嬢の中には、風俗嬢であることを知られたくないために、あまり周囲と関わらないように暮らしている人も少なくないので、支援が届きにくいという現状があります。大きな災害があると子供や高齢者、女性、障害者などのような社会的弱者への支援が行き届かないことがありますが、国難ともいうべき新型コロナが蔓延した今、声を上げられない風俗嬢が大勢いるのです。収入がなくなった風俗嬢はまともに食事もできなくなったり、家賃も払えなくなって困窮しています。

 

政府が打ち出した国民全員に10万円の一律給付についても、現在住んでいる場所に住民票を移していない風俗嬢も多く、果たして10万円を受け取れるのかという不安を抱く人も少なくありません。風俗嬢の中には、家族関係のトラブルやDV、借金などをきっかけに風俗業界に入った女性も数多くいます。このような女性は住民票も移さずひっそり暮らしていたり、親しい人にも現在の住所を知らせていないことが多いため、政府の支援が届きにくいことが懸念されます。

 

こうした状況は今に始まったことではありませんが、奇しくも新型コロナの感染拡大によって、昔から風俗業界が抱えていた問題が浮き彫りになってきました。

現在、風俗嬢は全国に約30万人いるとみられていますが、このほとんどが収入ゼロに近い状態なのです。自治体の救援策として、休業や失業中の人が最大20万円まで無利子で借入できる、緊急小口資金もありますが、こういった救済制度があることを知っている風俗嬢はそれほど多くありません。風俗嬢の中には3月後半から収入が途絶えた女性も多く、家賃も払えない人が続出しているのが現状です。

 

10万円給付のハードル

新型コロナの現状を見ると、一刻も早く10万円の給付を実施してもらいたいところですが、総務省は4月27日時点で、住民基本台帳に記載されている人を対象に給付すると発表しました。しかし、前述しましたように、風俗で働く女性の中には、家族関係のトラブルやDV、借金などの問題を抱えている人も多いので、住民票を移さずにひっそり生活している人もいます。もし総務省が、住民票の住所に給付金の申請書を送るような杓子定規なことをすると、風俗嬢の中には給付金を受け取れない人も出てくるのです。

 

気になる風俗嬢の動き

風俗店の休業でほとんど収入がなくなった風俗嬢が多い一方で、生き残る方法を模索している女性もいます。

そのひとつが地方への出稼ぎです。東京や首都圏では感染数が多くても、地方に行けばそれほどでもありません。そのため、地方のほうが営業している風俗店が多い上に、来店するお客も多いのでそこそこ稼ぎになるというのです。

 

とはいっても、風俗は濃厚接触の最たるものですから、男性の利用者は地方でも激減しています。

しかし、男性客が減っている理由はこれだけではないようです。政府がテレワークを推奨していることもあり、急に在宅勤務をすることになった人が増えています。こうなると妻と一緒に家にいるので、家を抜け出して風俗に行くのが難しくなっているのです。これまでは会社の帰りに気軽に立ち寄れた風俗も、テレワークで妻がそばにいる状況では我慢するしかないのでしょう。

 

意外なところに風俗嬢が

ピンサロやデリヘルのような、通常の風俗店はほとんど休業していますが、個室ビデオ店の中にはは通常通り営業している店もあるようです。また、風俗嬢がライブ配信に進出したり、キャバ嬢などが多く在籍するリモートキャバクラに転身するなど、さまざまな試みをしているようです。

 

まとめ

新型コロナの影響で、風俗嬢を取り巻く環境は厳しくなっています。政府は全国民に一律10万円給付を打ち出していますが、風俗嬢の中には受け取れない人もいるのではないかと懸念されます。そんな中で、地方に出稼ぎに行ったりライブ配信やリモートキャバクラに進出するなど、新しい可能性に挑戦する風俗嬢もいるようです。